沿革・あゆみ
2014年 | リウマチ財団登録薬剤師制度の発足 |
2015年 | 日本炎症性腸疾患学会においてメディカルスタッフ (MS) 教育セミナーを発足 |
2016年 | 薬剤師が日本炎症性腸疾患学会主催のIBDメディカルスタッフ教育セミナーに参加 |
2019年 | 薬剤師が日本炎症性腸疾患学会主催のIBDメディカルスタッフ教育セミナーに参画 |
2021年 | 日本リウマチ薬剤師研究会 (JRAPP) の発足 |
2022年 | 薬剤師が日本炎症性腸疾患学会のMS育成projectに参画 |
2023年 | リウマチ・膠原病薬剤師ネットワーク (PRANET) の発足 |
2024年 | 3領域の薬剤師が連携し日本炎症免疫薬学会の設立準備 |
2025年 | 日本炎症免疫薬学会 (JPII) の設立 |
※日本炎症性腸疾患学会に関しては八木澤啓司先生および中村健志先生の個人の業績として記載しており、学会が公式に関係するわけではありません。
連携協力研究会・炎症性腸疾患に関わる薬剤師の紹介
日本炎症性腸疾患学会のMS育成project
活動内容
- 門知識と技術の向上: 各専門職が最新情報を共有し、実践的な研修や学習を通じて、MS治療に必要な知識と技術を高める。
- 職種間の情報共有と連携促進: 異なる専門性を持つ医療従事者間での意見交換や情報共有を活性化し、垣根を越えた協働体制を構築する。
- 持続可能な育成基盤の確立: 各職種の強みを生かした教育プログラムや研修機会の充実を図り、将来的な専門家の育成と治療の発展に貢献する。
JRAPP(日本リウマチ薬剤師研究会) / m3.com学会研究会



設立の背景と目的
日本リウマチ薬剤師研究会(Japanese Rheumatology Professional Pharmacist, JRAPP)は、リウマチ性疾患の治療に関わる薬剤師が、専門知識を深め、患者支援を強化することを目的とした研究会です。病院薬剤師・保険薬局薬剤師の垣根を超え、薬薬連携を推進し、より質の高い医療提供を目指しています。
関節リウマチ(RA)の治療は、進歩していますが、薬物療法の管理、副作用の早期発見、服薬アドヒアランス向上など、取り組むべき課題が多く存在しています。しかし病院と薬局の連携が十分ではない現状があり、患者支援の強化が求められています。
本研究会では、薬剤師が主体的に情報交換し、実臨床で活かせる知識や技術を習得する場を提供することを目的に設立しました。
活動内容
- 学術講演会の開催
・年に2回の講演会を通じ、最新のリウマチ治療の知識を提供
・症例を通じた薬学的管理ポイントの共有 - 全国におけるリウマチ薬剤師同士の連携構築
・各地のリウマチ登録薬剤師の活動事例を共有
・病院と薬局の連携強化に向けた成功事例の発信
・地域ごとの薬薬連携の可視化と支援 - 共同研究・エビデンスの創出
薬剤師の活動状況を把握し、今後の活動を明確化するためリウマチ性疾患に関与する薬剤師の実態調査を実施しました。(『臨床リウマチ』第34巻3号に掲載) - 情報発信・広報活動
・Facebook、Instagramを活用した情報提供
・JRAPPホームページ(m3.com内)での最新情報発信
JRAPPは、リウマチ登録薬剤師の専門性向上と連携強化を推進し、患者に貢献できる薬剤師の育成を目指します。さらに、薬剤師の介入を通じて治療の質を向上させ、患者のQOL向上に貢献していきます。
活動実績
- 学会発表:2020年日本薬剤師学術大会(口頭1演題)
2023年日本リウマチ学会(口頭2演題)
2023年近畿学術大会(口頭2演題) - 論文投稿:「臨床リウマチ」第34巻3号
- 受賞歴
・令和4年度優秀論文賞:「リウマチ性疾患に関与する薬剤師の実態調査」
・リウマチ財団専門職表彰 薬剤師部門(舟橋・大音師・眞部)
PRANET(リウマチ・膠原病薬剤師ネットワーク) / m3.com学会研究会


設立の背景と目的
リウマチ・膠原病薬剤師ネットワーク(Pharmacist Rheumatology and Autoimmune Network:PRANET)は、薬剤師の専門性向上と診療現場での課題解決を目指す共感から始まりました。学会や研究会で知り合った先生方と協力し、2023年1月に設立されました。このネットワークは、リウマチ・膠原病領域で活動する薬剤師が情報を共有し、知識を深めることを目的としています。最終目標は、治療のさらなる発展に貢献することです。
活動内容
PRANETでは次の活動を行っています。
- リウマチ・膠原病に関する薬剤の学習・研究・教育の推進
- 薬物療法に関する相談
- 全国の講演会やセミナーの情報共有
- リウマチ登録薬剤師の資格取得支援と活躍の場の提供
オンライン講演を通じて地理的制約を超えた情報共有を実現しています。
PRANETは、薬剤師の役割を広げ、情報共有や教育活動を積極的に行っていきます。また、関連学会と協力し、薬剤師の専門性を高め、診療の質を向上させることを目指します。臨床現場での課題解決に役立つ知識の普及を通じて、薬剤師の存在感を高めていきます。関連学会や研究会との連携を強化し、治療の発展に貢献していきます。